「もしも現代の韓国に皇室が存続していたら」という斬新な設定で描かれる王宮ラブコメディーです。亡き国王が交わした約束により、ごく普通の女子高生がクールな皇太子のもとへ嫁ぐことから物語が動き出します。格式高い宮廷の生活に戸惑うヒロインと、冷徹ながらも彼女に心を動かされていく皇太子の関係性を、きらびやかな伝統衣装や豪華な調度品とともに描写しています。身分違いの結婚がもたらす騒動、王位継承を巡る策略、そして若者たちの切ない四角関係が絶妙に融合した、平成の韓流ブームを代表するヒット作です。
ファン・インレ
脚本はイン・ウナが担当しました。原作は、パク・ソヒによる韓国の人気少女漫画『궁(クン)』です。
クラシックと韓国の伝統音楽、ポップスを融合させた贅沢なサウンドトラックが作品の雰囲気を高めています。最も広く知られている楽曲は、HowLとJがデュエットした主題歌「Perhaps Love(もしかして恋なのかな?)」で、二人のすれ違う恋心をポップに歌い上げています。また、Stayが歌う「君も…僕も愚かだね。(Acoustic Version)」も、切ない場面で流れる名曲です。YouTubeで検索する際は、「宮 OST Perhaps Love」「Perhaps Love HowL J」といったキーワードを使うと、当時の公式MVや関連音源が見つかります。
普通の高校生だったチェギョンは、祖父の約束によって冷徹な皇太子シンと政略結婚することになります。当初は反発し合う二人ですが、次第に惹かれ合っていきます。しかし、シンには公認の恋人であるバレエ留学生のヒロインがおり、彼女は一度シンのプロポーズを断ったものの、チェギョンとの結婚後に激しい嫉妬心を燃やします。一方、イギリスから帰国した元皇太子義誠君のユルは、チェギョンの天真爛漫な魅力に惹かれ、シンのライバルとして彼女を支えます。ユルの母親は我が子を王位につけるべく暗躍し、これによって若者四人の恋愛模様は宮廷の権力闘争へと巻き込まれていきます。